ワイシャツのクリーニングって安くないですか?
安いクリーニング屋さんだと98円〜だったり、高級店だと500円以上のクリーニング店もありますが、200円前後のクリーニング店が多いのではないでしょうか。
さて、ワイシャツ1着を200円で儲かるのでしょうか。
↓一般的なクリーニング(ワイシャツの場合はランドリー)の流れです↓
受付で、ワイシャツの糊の付け具合や立体包装か畳み包装か確認し(省略する場合もあります)、お品物をお預かりします。
衣類に傷みや破損はないか、ポケットに忘れ物はないか、洗っても取れないようなシミはないか等を確認します。
どのお客様のものかわかるようにタグをつけ、工場に配送します。
他のワイシャツと合わせ、数10着〜200着位を温水で洗います。温水で洗うことにより、洗剤も活性化して汚れが良く落ちるんですね。
すすいで、糊をつけて洗浄工程はおしまいです。
洗濯機から品物を出し、プレスしやすいようワイシャツを揃えます。
プレスは、まずエリとカフス部分を行い、袖・前身頃・後ろ身頃は別の機械で行います。
シワができてしまった場合は、アイロンで手直しします。
そして、ハンガー掛けや畳みを行い包装します。
仕上がった沢山のワイシャツを仕分けし、店舗に配送します。
最後にお客様への引き渡しです。
こう見ると、たくさん工数があると思いませんか?
安いお店は、ワイシャツをたくさん集め、如何にこの工程を効率よく行うかで、コストカットしているんでしょうね。
反対に高級店は、高品質の洗剤や多くの時間を使い、汚れやシミを落とし、高級糊を使い、綺麗に仕上げ、取れてしまったボタンを付けたりと付加サービスを設けています。受付けのレベルアップにもより多くのお金と時間を使っているんでしょう。
たくさんのクリーニング屋さんがある中で、どこに重きを置いているかで価格も品質も違うので、自分に合ったお店を見極めたいですね。