【ビフォー&アフター】紫色のシミをすっきり除去
まずは結果をご覧ください。上がBefore、下がAfterです。
色素残りが目立っていた紫のシミが、布地の風合いを保ったまま自然にクリアになりました。
シミの見極め:色素系(インク/色料/食品)に要注意
紫系のシミはインク・化粧品・食品(ぶどう/ベリー)など原因が複数考えられます。
だからこそ、素材・染色・シミの由来を見極めたうえで、しみ抜きの処理剤と手順を最適化することが大切です。
しみ抜き作業のポイント:繊維を守りながら色だけを落とす
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前処理:色素を浮かせる処置で生地への負担を最小化
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段階除去:色移りを避けるため、狭い範囲から“少量×複数回”で調整しながら行う
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中和&すすぎ:薬剤を残さず十分に、すすぎを行う。
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仕上げ:最後はアイロンでプレスし、形を整え、見た目も自然に
その結果、白っぽい生地でも輪ジミ・黄ばみ・テカリを防止しながら仕上げられました。
よくある失敗とプロが避けること
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いきなり強い漂白 → 繊維ダメージや変色の原因
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ゴシゴシ摩擦 → 毛羽立ち・生地痩せ
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家庭用溶剤の多用 → 輪ジミ・色泣き
当店では、これらを避けるため段階処理+テストを徹底しています。
受付方法
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店頭:シミの位置・由来・付着時期をお知らせください。
こんなシミもご相談ください
ボールペン/マーカー/口紅・ファンデ/ワイン・ベリー類/泥はね/黄ばみ・汗ジミ など。
しみ抜きは作業してみないとどこまで落ちるかは、正確にはわかりません。
まとめ
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紫色の“色素系シミ”も繊維を守りつつ段階処理で自然に除去
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輪ジミ・色泣き・風合い劣化を防ぐのがプロの仕事
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店頭までお持ちいただき、まずはお気軽にご相談を