しみ抜き料金がクリーニング料金よりも高い理由

クリーニング屋は、お客様の衣類を預かりし、綺麗にしてお返しするのが仕事です。

しかし、洗っただけでは落ちない染みは少なからずあります。

しみ抜きは、通常のクリーニング料金とは別でいただいていますが、お見積もりすると「え!?そんなにするの?」と金額に驚かれる事も多いです。

さとうクリーニングでは、例えばセーターのクリーニングですと500円程度ですが、全体に食べこぼしなどが変色し黄色いシミになっているご依頼は、シミが落ちたら3,000円〜程度いただいています。クリーニング料金の6倍するので驚かれるのです。(簡単なものは、低料金のしみ抜きもあります。)

こんなイメージを持たれている方がいました。

「しみ抜きって、しみ抜き剤がいくつかあって、シミの種類によって専用のつければ落ちるんでしょ?」

と、

でもそんなに単純ではない、しみ抜き。これからクリーニング料金より高い理由をご説明します。

 

・しみ抜きはリスクを伴う物

通常のクリーニングで落ちないシミには、より強力で衣類に負荷をかける処理をしなければなりません。

そのため、衣類に傷や穴、溶けたり焦がしたり、また色が変わってしまうといったリスクを理解する必要があります。

その上で、衣類(繊維)と薬品の相性を考え、出来るだけ衣類にダメージを与えない薬品から使うなど、1つ1つ安全確認を行いながらの作業なのです。

また、強力な薬品を用いるので作業する人や周りの人の身体への配慮、換気などの対策も行います。

しみ抜きを行う人は、クリーニング屋の仕事の中でもリスクを伴う為、責任の重い役割になります。

 

・しみ抜きは技術を伴う物

クリーニングの一連の作業は、大型工場では特にそうですがマニュアルとしてルール化し、ある程度の研修を行うことにより誰でも出来る様になり、パートさんのみで分担して行っているところもあります。

それが、しみ抜きになると簡易的な物であれば、通常のクリーニングの流れに組み込むこともできますが、簡単に落ちないものは通常とは別工程になります。

そうすると知識や技術、経験を持ったしみ抜きの職人さんの出番になります。生地の繊維が衣類によって違い、シミの種類や成分、経過時間もお品物により違います。それを考慮した上で、どういう手順で処理していくか、場合によっては落とせないシミをどこで止めるかの判断もしなくてはなりません。

そういった意味で、とても技術力・判断力が求められる仕事なのです。

 

・しみ抜きは時間がかかる物

本当に簡単なしみ抜きでは、水をかけただけで取れてしまうシミもあります。ただ簡単に落ちないシミは、直径2〜3cmのものを数十分かけて落とすこともあります。

また、シミを浮き上がらせたり分解するために、数十分〜数時間かける場合もあるのです。

家庭での洗濯でも洗剤つけて洗ったら水で濯ぐように、しみ抜きでも薬品つけたら濯ぐ、これを繰り返す必要があります。また、水で濯いだら濡れてしまうので、エアー(空気の吹き付け)やドライヤーで乾かす必要もあります。生地によっては乾きづらいものもあり時間をかける必要があります。

 

ざっと、これだけの事がしみ抜きでは必要なのだと、だからクリーニング料金と比べて何倍もするケースがあるものとご理解いただければ幸いです。

 

府中・稲城のクリーニング店 さとうクリーニング

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