最近のジーンズリペア事例|股修理・丈詰め・穴補修で履けなくなったジーンズを甦らせます

最近のジーンズリペア事例まとめ|自然に直して、もっと長く履く

 

愛用デニムを「買い替え」ではなく「直して履く」。今回は、股の破れ・丈詰めのほつれ・前ポケット〜膝上の穴まで、最近のジーンズリペア事例をまとめてご紹介します。Before→Afterの写真で、リペア前の状態とリペア後の仕上がりをご確認ください。

まずは結論:当店は色味・目面(生地の表情)・強度のバランスを考えリペアを行っております。裏からの布当て+ミシン叩きで、見た目と耐久性を両立出来るようにしていますが、修理の跡は残りますし全く同じ色合いにはなりません。


事例①:股の破れを広がらせない補修

ジーンズの股破れリペア(裏当て+ミシン叩き)ビフォーアフター

ジーンズの股破れリペア(裏当て+ミシン叩き)ビフォーアフター

 

ポイント

  • まず、破れ方向を見極め(横糸が切れているか、縦糸も損傷か)

  • 裏から薄手のデニム生地を当て、同色糸で密度を変えて叩く


事例②:丈詰め後のほつれ・パッカリングを整える

ジーンズの丈詰め後のほつれ・波打ちを整えた仕上がり

ジーンズの丈詰め後のほつれ・波打ちを整えた仕上がり

ポイント

  • 元のステッチを意識して縫い目を揃える

  • 縫い代の厚みを均し、表側のパッカリングを抑制


事例③:股のピンホール&擦り切れの同時補修

ジーンズ股の小さな破れ複数を面で補強したリペア

ジーンズ股の小さな破れ複数を面で補強したリペア

 

ポイント

  • 小穴のみを点で埋めると再破れしやすい

  • ダメージエリアを面で捉え、穴よりも広めに布を当てミシンで叩くのがコツ


事例④:前ポケット横と膝上にできた穴のリペア

前ポケット横と膝上の穴補修のビフォーアフター

前ポケット横と膝上の穴補修のビフォーアフター

 

ポイント

  • ポケット部分はポケットに物を入れると擦れ穴が空きやすい部分

  • 色糸の似た物を使い調整、ミシンで叩きすぎると厚くなり過ぎたり固くなるのでバランスをとる


事例⑤:広めの股ダメージを自然にカバー

広範囲の股ダメージを薄く均一に補強したリペア

広範囲の股ダメージを薄く均一に補強したリペア

ポイント

  • 厚く叩く=強い、ではありません。可動部は柔らかさも大切

  • 裏に布を当て広めにミシンで叩くことで周辺の補強効果もあります


料金の目安(参考)

内容 料金(税込)
名刺サイズの補修(単発の小穴など) 1,650円〜
股の広範囲補修(左右・複数箇所含む) 3,300円〜
丈詰め 1,650円〜

ジーンズリペアは、範囲・修理箇所・生地厚・ダメージ度等でお見積りします。写真があれば事前目安をお伝えすることも可能です。


よくある質問(抜粋)

Q. リペア跡は目立ちますか?
A. できるだけ周囲になじむ糸色・密度でリペア(修理)します。ただしダメージの大きさや色落ち具合により、修理の跡が残ります。

Q. どのくらい長持ちしますか?
A. 元布の摩耗度によりますが、ダメージ周辺まで面で補強することで再破損のリスクを抑えます。


関連ページ


まずは写真でご相談ください

「これ、直る?」という状態でも大歓迎。ダメージ範囲が広がる前の早めの相談が、仕上がりとコスト面で最善です。

関連記事