裾汚れ落としと、色が抜けたセーターに色掛け、そして・・・

今日は、しみ抜きの事例紹介です。

よく相談をいただく、裾の汚れを落として欲しいというものです。

しみ抜き前

黒く線のように汚れているところを、部分ごとにしみ抜きします。↓

しみ抜き後

黒い線の汚れが取れたら、黒い毛玉のようなものが裾全体についているので、これを取ってあげれば終了です。

続いての事例は、一言で言えば「しみ抜き」かもしれませんが、↓

色の抜けたセーター

よく見ると色が抜けています。薬品か何かが付いたのかはわかりませんが、水色の生地の一部が白くなってしまっているので、ここに生地の水色に近い色を入れていきます。この場合、さとうクリーニングでは、いくつかある色の染料を混ぜて生地に近い色を作り、吹き掛ける道具や筆を使って生地に色を入れます。↓

色を入れた後のセーター

製品の製造工程とは違うやり方で、後から色を入れて「目立たないようにする」ため、元通りということはあり得ません。しかし着用したときに近くの人が、しみや色抜けに気づかないくらいに修正することは、出来る場合が多いです。

生地やしみによっては、どうしても跡が残ってしまったり、何時間もかかる作業の場合には、金額も数万円と高額になり現実的でないケースもあります。

大切な衣類であればこそ、ご相談いただき作業のお時間も余裕をもってお預けいただければと思います。

一昔前と比べると、手頃な金閣の衣類が増え1シーズン着用したらクリーニングに出すのではなく、新しいものに買い替えるという人も増えていると聞きます。買い替えたほうが安い場合もありますが、汚れやしみはクリーニング・しみ抜きで、ほつれや傷は修理すれば衣類は長く着用出来ます。

衣類に対し、個人が自宅では出来ないことをやるのがプロであるクリーニング店だと考えています。でもどうせだったら、靴やカバンまでトータルファッションでキレイに。

毎日利用する必要はありません。スーツを出し、たまにセーターやコート、時々スニーカーや革靴、何年かしたらカバンをとクリーニング店を利用してください。

あなたの足元から綺麗にを、お手伝いします。

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